loader image

JFCS ジェイ・エフ・シー・エス株式会社

PRODUCT

製品情報

PRODUCT

FCS-H300

生産ラインの搬送課題を解決するフレキシブルキャリヤシステム

工程間を自由自在

高速・垂直・3次元搬送を実現

工場の自動化を強力にサポート

FCSの採用で解決するかもしれません!

FCS(フレキシブルキャリヤシステム)は、限られたスペースを有効に活用し、生産性の飛躍的向上を支えるクリエイティブな搬送システムです。

ユーザー様の厳しい条件に応える柔軟性と、高い信頼性を備え、様々な工場や倉庫で活躍しています。

FEATURES

FCS-H300の製品特徴

POINT 01

3次元軌道を容易に構築できるガイドレールユニット

FCS(フレキシブルキャリヤシステム)は直線と曲線のガイドレールをフレキシブルに連結することで3次元の搬送軌道を容易に構築することができます。

段差や設備の干渉物が多い複雑な現場にも対応し合理的な搬送経路を提供します。

POINT 02

高速搬送を可能にする小型キャリヤ

一つの駆動部とワイヤーロープを介して、軌道上にある1台のキャリヤ(台車)を走行させる独自の方式を採用することにより小型軽量化を実現しました。

搬送重量も垂直搬送を含み10kg程度までの部品を高速搬送可能です。

自動車部品、家電部品、基盤、粉体原料など幅広い実績があります。

POINT 03

強制搬送を可能にするエア機器搭載技術と実績あるオプション

キャリヤには空圧保持機構を搭載し、必要なエアチャックや、開閉機構などのアクチュエータを専用設計で実装可能なほか、姿勢維持機構、姿勢回転機構等の実績あるオプションも採用可能です。

POINT 04

コンパクト設計・メンテナンスが容易なシンプル駆動

FCSはコンパクトに設計され設置が容易なだけでなく、駆動部がキャリヤと分かれているためメンテナンスやカスタムが容易です。

急な移設や設備変更にも迅速に対応でき、消耗品であるワイヤーロープの交換も難しくありません。

ADVANTAGES

FCS活用の優位性

ADVANTAGE 01

強制搬送によるトラブルの削減

ワークピースの衝突や詰まり、落下がなくなり、不良品の発生やチョコ停が解消されます。

ADVANTAGE 02

ダイレクト搬送・高速搬送

1つのチャックで3次元の軌道を一気に搬送。受け渡しミスや仕掛かり品の発生を防ぎ、リードタイムも削減します。

条件により最大5m/秒の高速搬送が可能、厳しいサイクルタイム要件に応えます。

ADVANTAGE 03

スロースタート・スローストップ

インバーター制御によりスロースタート・スローストップが可能です。

ADVANTAGE 04

多点停止機能

任意の走行地点で多点停止が可能ですので、ワークピースを集合、分配することができます。

ADVANTAGE 05

多機能搭載

姿勢保持や姿勢回転、ピックアップ、蓋開閉など、様々なニーズに応じた機能を搭載可能です。

ADVANTAGE 06

段取り替えの削減

チャック部分の調整や交換だけで段取り替えが可能。作業時間を大幅に短縮します。

ADVANTAGE 07

省スペース設置・省コスト

コンパクトで柔軟な配置設計により、工場スペースを効率的に活用できます。

また従来の整列装置、昇降装置、姿勢変換装置なども削減できるため省コストに寄与します。

ADVANTAGE 08

簡単設計・施工

標準ユニットを基本にして柔軟な設計が可能。ガイドレールはミリ単位で寸法調整できます。現場での組み立ても容易です。

ADVANTAGE 09

短納期

標準部品は常時在庫を確保しているため、短納期での導入が可能です。

消耗品の確保も安心です。

PRODUCT DETAIL

製品情報

フレキシブルキャリヤシステム

FCS-H300

FA立体空間を走るハンドリングロボット。生産現場の自動化を強力にサポートし、コスト削減と効率化を実現します。

搬送のトラブルの原因は、ほとんどがワークピースの移載時に発生します。FCSは、チャック機能(空圧保持機構付き)により、ワークピースを定められた姿勢で固定し、3次元空間をダイレクトに搬送します。

目的地へ到着して定められた姿勢で排出するまで不要な移載をしませんので、ワークピースの衝突、コスリ等による不良品がなくなるだけでなく、詰りや引っ掛りなどによる生産ラインのチョコ停がなくなります。

またワークピースの溜りがなくなることで、仕掛かり品がなくなり生産管理を厳格化することが可能です。

GALLERY

製品画像

※クリックで拡大表示します

MOVIE

製品動画

IMPLEMENTATION EXAMPLE

FCS-H300の適用例

  • CASE 01
    直線・門型
    レイアウト事例:直線・門型
    ワークピース:ギヤ
    搬送距離:1.4+2.7+1.4=5.5(m)
    装置全体寸法:H2.5 W3.0 D0.5(m)
  • CASE 02
    水平L字曲・門型
    レイアウト事例:水平L字曲・門型
    ワークピース:ベアリング
    搬送距離:1.3+3.0+3.4+1.3=9.0(m)
    装置全体寸法:H2.5 W4.0 D3.6(m)
  • CASE 03
    水平ロの字曲・L型
    レイアウト事例:水平ロの字曲・L型
    ワークピース:ベアリング
    搬送距離:1.6+3.4+4.2+4.2+1.8=15.2(m)
    装置全体寸法:H2.5 W5.0 D5.0(m)
  • CASE 04
    水平クランク曲・L型
    レイアウト事例:水平クランク曲・L型
    ワークピース:粉体
    搬送距離:1.4+2.4+2.0+1.8=7.6(m)
    装置全体寸法:H2.5 W2.8 D5.0(m)
  • CASE 05
    直線・ハット型
    レイアウト事例:直線・ハット型
    ワークピース:ケース・箱
    搬送距離:0.5+1.0+2.8+0.5=4.8(m)
    装置全体寸法:H2.4 W4.5 D0.5(m)
  • CASE 06
    水平L字曲・ハット型
    レイアウト事例:水平L字曲・ハット型
    ワークピース:ギヤ
    搬送距離:0.5+1.0+2.8+2.0+1.0+0.5=7.8(m)
    装置全体寸法:H2.5 W4.5 D3.5(m)
  • CASE 07
    直線・門型
    レイアウト事例:直線・門型
    ワークピース:ケース・治具
    搬送距離:4.0+3.2+1.5=8.7(m)
    装置全体寸法:H5.5 W4.0 D0.7(m)
  • CASE 08
    直線・門型+ハット型
    レイアウト事例:直線・門型+ハット型
    ワークピース:ベアリングコロ(バッチ)
    搬送距離:0.5+2.6+2.8+0.6=6.5(m)
    装置全体寸法:H4.0 W4.0 D0.6(m)
  • CASE 09
    直線・縦コの字型
    レイアウト事例:直線・縦コの字型
    ワークピース:ベアリング(積層)
    搬送距離:1.5+2.4+1.5=5.1(m)
    装置全体寸法:H4.0 W2.0 D0.5(m)

SPECIFICATION

製品仕様

FCS-H300型
搬送速度 最高速度3m(条件により5m)/sec 高速、(中速)、低速切換可+加速、減速調整可
搬送距離 最長20m(条件により40m)/1システム
可搬重量 最大負荷荷重10kgf (※チェーンタイプ: 15kgf)
可搬モーメント 最大許容モーメント 30N・m (≒300kgf.cm)
停止精度 ±1mm以内(多点停止可)
ガイドレール アルミ押出+特殊表面処理(タフラム加工)、補強ガイド付
台車 ホイール式ガイド付キャリヤ
駆動方式 ワイヤー駆動方式、ブーリー直結インバーター制御
駆動部 ノースリップ型ドライブユニットブレーキ付き ギヤードモーター (0.4kw/0.75kw)、減速比 (1:5/1:10/1:20/1:30)
チャック部 エア保持機構、エアチャック(専用設計)等
姿勢制御 姿勢保持機構(フローティングヘッド)、姿勢変換機構(回転機構付フローティングヘッド) その他各種オプション
供給エア圧 0.4MPa
停止位置 センサー付ストッパーユニット、エア供給用シリンダー
加速・減速位置 センサーユニット
ワイヤーテンション センサー付オートテンションユニット
ワイヤーロープ 硬鋼線+ナイロン被膜
コントローラー(別途) FCS専用コントローラー(ケーブル、中継ボックス付属)
電源 3相200V-240V、50Hz/60Hz

Scroll

各種ハンドリング自動化システムの比較
マテリアル・ハンドリングに関するトラブル防止9原則
ハンドリング自動化の重要項目 小社FCS ガントリー
ローダー
搬送用
ロボット
コンベヤー、
リフター等の
複合装置
重力のみに頼ってワークを送るな
一度つかんだワークをはなすな
ワークをワークで押すな
ワークをクランプなしで放置するな
ワークの受け渡しは的確にガイドすること
100%はない、トラブルの復旧が簡単であること
不完全ワークや異物混入対策
バリ、ダレ、欠けなどに配慮せよ
テストピースは何度も使うな

Scroll

自動化に関する配慮17原則
小社FCS ガントリー
ローダー
搬送用
ロボット
コンベヤー、
リフター等の
複合装置
物の流れのスピードに対応できること
可搬重量が十分であること
スペースを取らないこと(作業スペースの確保)
ハンドリングに関してトラブルがないこと
無駄のないシンプルな構造であること
レイアウトの変更などに容易に対応できること
段取り替えが容易にできること
ワークピース(商品)に傷を付けないこと
安全面で配慮があること
環境を害しないこと(騒音など)
装置の維持、管理が容易であること
安価であること
ランニングコストが安価であること
短納期で導入できること
仕掛かり品を作らないこと
切り粉、油などの持ち出し対策
他の機械、装置などとの干渉がないこと

Scroll